新庄村が実施のがん検診・健康診断・人間ドック

健診・検診の種類

新庄村の実施しているがん検診・健診は以下です。

①胃がん検診（X線、内視鏡）
②大腸がん検診
③肺がん検診
④子宮がん検診（子宮頸部）
⑤乳がん検診（視触診＋マンモグラフィ）
⑥前立腺がん検診
⑦胃がん検診（ABC検診）
⑧特定健診（40歳以上）

一部の市区町村で実施されている腹部超音波検査などはございません。特に種類が多いわけではございませんが、オーソドックスなラインナップと言えるでしょう。

健診・検診の対象年齢

ほとんどの検診は40歳以上が対象になっていますが、前立腺がん検診のみ50歳以上の条件があります。ただ前立腺がんは50代から罹患率が急増すると言われているので、40代に含まれていなくても大きな問題ではないでしょう。胃がん検診（内視鏡）に関してですが、こちらはレントゲンが困難で内視鏡が望ましいと医師が判断した場合、また胃がんABC検診において判定がA群の二次検診の場合に限る（※令和5年全国健康保険協会岡山支部データより）ので、自己判断で選択は出来ないようです。つまりどうしても胃カメラを希望される方は、自腹で受けられるか会社の人間ドックなどを利用することになります。また、胃がん検診（ABC検診）は40歳以上で毎年受けられますので、バリウム検査や胃カメラが苦手な方は、血液検査で気軽に受けられるABC検診に代用することも出来そうです。ただし胃がんの有無を検査するものではないのでご注意ください。

健診・検診の費用

他の市区町村と比べると、全体的に平均的な自己負担額になっています。注目したいのは、胃がん検診（X線）、肺がん検診（X線）、大腸がん検診、前立腺がん検診を集団検診で受けた場合、全て無料となています。ただし、医療機関で個別に受けたい場合、上記の検診は実施していないようなので注意が必要です。また胃がんリスク検診（ABC検診）は40歳以上が対象となるので、バリウム検査や胃カメラが苦手な方は、気軽に血液検査で胃のリスクがチェックできるABC検診で代用できそうです。ただし、こちらは胃がんの有無を確認する検査ではないのでご注意ください。

健診・検診の実施期間

新庄村の検診期間は、5月～翌年3月になります。ただし、医療機関で個別に実施していない検診項目もあるので、詳しくは新庄村のホームページ等でご確認下さい。またこの期間は、集合検診・バス健診・施設健診というように、健康診断を受ける機会が増えてきますが、12月頃に受診される方は特に注意が必要です。年末付近になると、会社や健康保険組合の健診受診期限と重なることも多いので、健康診断の予約も急激に増え、希望日に施設で受けられない場合が多々出てきます。病院や健診施設のスタッフがバタバタしている中で受けたくない方は、なるべく早めに予約することをおススメします。

健診・検診の受診率

新庄村は全国や岡山県内平均と比較して全体的に受診率が高いですが、特定健診のみ全国平均に届いていません。ただしがん検診の受診率はかなり高めなので、住民全体の健診意識の高さをうかがえます。

※厚生労働省　令和２年度地域保健・健康増進事業報告より参照

健診・検診の実施施設

新庄村の村内で、村が実施しているがん検診と特定健診を同時受診できる施設は、1カ所あります。ただし、村が実施している全てのがん検診を受けられる施設はありません。村内で受診出来ない項目は近隣市区町村の医療機関と連携して受診することになります。（※令和5年全国健康保険協会岡山支部データより）
令和２年国勢調査のデータでは、新庄村の人口が813人になりますが、このうち健康診断や検診の補助が多くなり始める40歳以上は580人になり全体の71.3%に及びます。自治体の検診をまとめて受診出来る施設がないのは残念な事ですが、会社や健康保険組合の健康診断や人間ドックの補助を利用して、なるべく多くの新庄村の皆さんが検診、健康診断、人間ドックを受けられることを祈っています。

検診・特定健診を一緒に受診できる施設

新庄村内の施設

新庄村国民健康保険診療所

（※令和5年全国健康保険協会岡山支部 9月1日時点のデータより）