笠岡市が実施のがん検診・健康診断・人間ドック

健診・検診の種類

笠岡市の実施しているがん検診・健診は以下です。

①胃がん検診（X線、内視鏡）
②大腸がん検診
③肺がん検診
④子宮がん検診（子宮頸部）
⑤乳がん検診（マンモグラフィ）
⑥前立腺がん検診
⑦特定健診（40歳以上）
⑧人間ドック

一部の市区町村で実施されている、腹部超音波検査などはございません。特に種類が多いわけではございませんが、オーソドックスなラインナップと言えるでしょう。

健診・検診の対象年齢

ほとんどの検診は40歳以上が対象になっていますが、前立腺がん検診のみ50歳以上となっています。40歳以上の女性にとっては、毎年すべての検診が受けられるので、とても喜ばしいことです。また注目したいのは、30～39歳の女性は乳房超音波検査（乳腺エコー検査）が受けられるので、40歳に届かない若い女性でも嬉しい内容となっています。食の欧米化により疾患が若年化していることを考えると、今後は40歳という節目が変わってくるのかも知れません。協会けんぽの一般健診（生活習慣病予防健診）は35歳から受けられるので、そこと比較すると、市区町村検診の対象年齢はもう少し下げても良いのかも知れません。今後の方針に期待したいところです。

健診・検診の費用

他市に比べると、全体的に自己負担額が低い傾向にあります。特に注目したいのは婦人科検診（乳がん検診、子宮がん検診）と胃がん検診です。まず婦人科検診ですが、乳がん検診と子宮がん検診の両方で3,000～4,000円が多い中、笠岡市では40代でも2,600円で受診できます。この負担額の低さは県内トップクラスです。更に、胃がん検診（X線）ですが、他の市区町村が平均3,000円前後のところ、70歳未満であれば1,100円と3分の1程の料金で受診出来ます。もちろん、地域ごとの環境や他の要因も考えられるので、単純にお得感を比較できるものではありませんが、1つの指標にはなるでしょう。笠岡市民の女性の方には、是非ともまとめて受診して頂きたいおススメの検診です。

笠岡市の実施けんしん早見表

※条件によって金額が異なります。他の検査も詳細条件は笠岡市のホームページ等でご確認下さい。

健診・検診の実施期間

笠岡市の検診期間は、7月～翌年2月末になります。ただし、子宮がん検診のみ5月10日からスタートです。他市に比べるとスタートが1カ月遅いようですが、2月まで実施しているのでトータルでは平均的な長さになります。この期間は、集合検診・バス健診・施設健診というように、健康診断を受ける機会が増えてきますが、12月頃に受診される方は特に注意が必要です。年末付近になると、会社や健康保険組合などの受診期限と重なる場合が多いので、健康診断の予約も急激に増え、希望日に施設で受けられない場合が多々出てきます。病院や健診施設のスタッフがバタバタしている中で受けたくない方は、なるべく早めに予約することをおススメします。

健診・検診の受診率

笠岡市は全国や岡山県内平均と比較して、婦人科検診（乳がん検診、子宮がん検診）の受診率の低さが目立ちます。女性ならではの疾患も毎年の検診により早期発見につながるので、岡山県内平均を目指して一人でも多くの方に受診して頂きたいです。

※厚生労働省　令和２年度地域保健・健康増進事業報告より参照

健診・検診の実施施設

笠岡市内で、市が実施しているがん検診と特定健診を同時受診できる施設は、16カ所あります。ただし、市が実施している全てのがん検診を受けられる施設は1カ所しかありません。（※令和5年全国健康保険協会岡山支部データより）
令和２年国勢調査のデータでは、笠岡市の人口が46,088人になりますが、このうち健康診断や検診の補助が多くなり始める40歳以上は32,809人になり全体の71.2%に及びます。つまり、40歳以上の健診(検診)該当者における、全てのがん検診を受診できる1施設当たりのシェアは32,809人になります。自治体によっては、全てのがん検診を受けられる施設が1つもない地域もあるので、笠岡市は最低限の健診医療インフラが整っていると言えます。

検査・特定健診を一緒に受診できる施設

医療法人社団平山内科整形外科クリニック

鈴木医院

木野山医院

安倍医院

谷口クリニック

医療法人さくらい内科小児科医院茂平診療所

医療法人さくらい内科小児科医院金浦診療所

西井クリニック

医療法人緑十字会笠岡中央病院

笠岡市立市民病院

医療法人社団清和会　笠岡第一病院健康管理センター

医療法人斎藤内科消化器科

渡辺クリニック

医療法人小田内科医院

医療法人おぐるすハートクリニック内科循環器呼吸器科

猪木医院

（※令和5年全国健康保険協会岡山支部 9月1日時点のデータより）